初めての経験&資格不要。先日、アノテーションというお仕事を在宅ワークで経験しましたので、実体験をまとめます。ちなみに、英単語を直訳すると注釈・注記という意味で、言葉や文章を補足したりといった意味をする言葉になります。
アノテーション(教師あり学習)とは
AIの学習をお手伝いするお仕事です。画像から、必要な部分にタグ(意味)を付けてAIに教える仕事。簡単にいうなれば、AIの先生になるようなものでしょうか。
AIとは人工知能のこと。有名なものを挙げるならSiri、将棋や囲碁の対局ソフト。最近では冷蔵庫にもAIが組み込まれ、冷蔵庫の中身で料理を提案してくれるものもあるようです。AIは日々学習して成長していきます。
これらの学習方法は下記の3つあるとのこと。
1.教師あり学習
正解を与えるもの。画像認識といったものはこちら。
2.教師なし学習
正解を与えないもの。グループ分けといったことを行います。主成分分析といった正解がないものもこちらに該当します。
3.強化学習
正解を与えないもの。報酬を与え、最善ルートや報酬をさがしていくように学んでいきます。将棋や囲碁の対局ソフトがわかりやすいですね。勝利(報酬)のためにどの手が最善かを探していくといったものです。
この3つの中でも教師あり学習に該当する、人の手によるアノテーション作業が必要なものについて私は在宅ワークとして経験しました。
例えば、写真の中から人を検出するといったものを作る場合。AIに人はこれだと覚えてもらうための作業が必要になります。そのために写真の中から人をひとつづつ枠に囲い(この作業をアノテーションといいます)、AIにこれが人だって学んでもらいます。情報をたくさん集め経験豊富なAIは、仕事も早く的確なその道のプロになっていきます。
教師あり学習のアノテーション作業を行い、データを蓄積更新していくことでAIの精度が上がっていきます。
どんな人に向いているか
◆こんな方に向いています
- ネット環境有りのパソコンを持っている人
- 集中して作業できる環境がある人
- 同じ作業を長時間しても苦に思わない人
- 細かい作業が得意な人
- 分からないところをちゃんと質問できる人
また、指定対象が枠からはみ出してしまわないよう、細かい微調整なども必要になりますので、慎重に作業を行える方に向いていると思います。
また、自分の勝手な判断で枠を囲ってしまうと、それが誤りの可能性があります。微妙だな、わからないなって思ったらすぐ担当者へ質問をすることが大切です。
実際にお仕事を経験した感想
◆メリット
- 隙間時間に作業できる
- 在宅で仕事ができる
- 特別な技能が必要ない
◆デメリット
- 作業単価が安価
作業自体は簡単ですので、慣れればスピードもでてきます。最初は1つの画像に2分かかっていましたが、現在では半分の1分かからない程度にはなりました。在宅でお仕事ができるのは今のご時世にはありがたいですね。
ただ、単価はとても安いです・・・1枠あたり、1円以下の場合も。人によっては不満に思う方もいるかもしれません。ゼロよりは断然いい!塵も積もれば山となる、だ。といった考えで作業を行える方にはいいと思います。
さいごに
今回は、AIというこれからの未来を担ってくれる存在に携わることのできるアノテーションのお仕事を紹介いたしました。
在宅ワークを行い始めて今までに経験したことのないお仕事に触れる機会がよくあり、いい経験をさせていただいているなと感じます。
ちなみに私の場合は、在宅ワークのお仕事はクラウドワークスで探しています。アノテーション以外にも様々なお仕事をご紹介されていますので、本格的なお仕事はもちろんのこと、ちょっとしたお小遣い稼ぎなんかにもGOODです。
実際に私も、換金実績があります。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。