風光るの最終話感想

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新刊が発売されるのを今か今かと楽しみにしていた作品が。

“風光る”が、完結してしまった。

渡辺多恵子先生、23年間、本当にお疲れさまでした。

私がこの作品に出会ったのは中学生のころで、風光るは学校の図書館に置かれていた数少ない漫画作品のひとつでした。それからなにを思ったのかあるときに漫画を一気にまとめ買いして読み、そこからは続刊が出るのを楽しみに買い続け…出会いの時期からというと10年以上のお付き合い。

2020年6月に最終話が掲載されてはや1年。2021年2月に最終巻の単行本も発売され、4か月が過ぎました。そろそろいいかな?と思ったのでちょっとだけ最終話のネタバレも含みながら感想を述べたいと思います。

まず、“風光る”という作品についてですが、月刊flowersという雑誌に掲載されており、月刊誌のため単行本の刊行頻度は年に1~2回ほど。作者は渡辺多恵子先生。2020年に還暦を迎えられました。23年という長い年月、風光るを描いてこられた方です。

次に風光るの簡単なあらすじですが、だいたいこんな感じです。

新選組の新入隊士神谷清三郎・・・本名は富永セイ、女の子。兄の仇を取るために新選組へ入隊した。彼女の正体が女の子と知っているのは沖田総司のみ。実際の歴史に沿って物語が進んでいく様子を彼女の目線で見ていく。沖田さんとのつかず離れずの見ていてやきもきしてしまうほどの野暮天の純愛っぷりは見ていて微笑ましいです。

で、最終話を読んだ感想ですが…

沖田さんに添い遂げた妻のおセイちゃんの姿を見てそこで終わるのかなと思ったら、終わらない…の?←

土方さんとの件については、あちこちで物議をかもしていて賛否両論という。

私自身も、最初見たときは目が点になりました。生きろ…ってことを伝えたかったのかな。うーんでも、うーん。。なんとも、もやっと複雑です。

実は、沖田総司には内縁の妻がいた説があります。(史跡回廊【新選組編】〜光縁寺•沖田縁者の墓〜 (reki-c.com))ですので、おセイちゃんがその位置に来るのでは?と、私は密かに予想していて、ヒロイン富永セイで物語の完結をすることをちょっと期待していたのですけれど。予想は見事に外れちゃいまして、斜め上の展開でした。これは読めない。

何回か読み直した結果、ヒロイン富永セイではなく、主人公新選組隊士、神谷清三郎として物語が完結したんだなーと私は受け取ることにしました。

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出典:風光る 渡辺多恵子(著)1巻より

これが風光るという作品の中で武士として生きた少女の人生なんだなと。おセイちゃんが抱いていたあの男の子は…きっと土方さんのお子さんでしょうなぁ。

 

最終話が掲載されてから約半年以上たって発売された最終巻の45巻は特装版を購入しました。風光るの一色扉絵(白黒の扉絵)集付きです。

扉絵で振り返る風光る!ってすごくいいです。この別冊付属はナイスチョイス。

「花の如き阿修羅あり」 

引用元:風光る45巻一式扉絵集より

この台詞は覚醒したシーンの神谷清三郎を表している言葉です。久々に池田谷事件編あたりの部分を読み直したくなりました。懐かしいなあ。。

さいごに。

最終話は雑誌を買いたくて近所の本屋さんをあちこち探し回りましたが見つけることができませんでした。現物入手はあきらめて電子書籍で購入しましたが、最終話の掲載された雑誌が売り切れてしまう驚きとみんな考えることは一緒なんだな、とちょっとうれしい気持ちになりました。物語はいつかは終わってしまうもの。寂しい余韻も残りながらも幕を閉じます。

風光る、もう一回読み直そう。

今週のお題「一気読みした漫画」で記事にさせていただいた、“一気読みした漫画10選まとめ”より、風光るの最終話の感想でした。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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